夏が逝った

髪が伸びるまえに夏が終わってしまった。

 

クリームソーダを作るのを待たず夏は終わってしまった。

 

8月に意味があって

 

9月に意味はない。

 

ただ、暑いだけ。

 

 

 

 

一年前   ショートヘアの彼女…とyogeeの音楽に憧れて髪を切った。

 

一年も経っているのに、あまり髪が伸びなかった。

 

まるで、今の私。

 

高校にいた夏から私の時間は止まっている。

 

みんな待ってよ、と不安になってしまう。

 

私の心は単純。

 

夏を思い出すようにマリーゴールドを聴こう。

 

夏が逝く

‪1 あいみょんもyogeeもサザンもミツメもたく     さん聴いた

2 擦り切れるほど無印のサンダル履いて歩いた

3 牛乳石鹸の青箱を毎日使った

4 クリームソーダを飲んだ

5 海にいった

6 どこにでも行けるサコッシュを買った

7 ホラーを観た

8 会いたい人に会った

9 自分の作品を作った

10 嘘をついた

11 秘密もふえた

12 誕生日を当日に祝ってもらった

13 月のバングルが壊れた

14 月の本とネックレスをもらった

15 ドーナツ売りとかき氷作りが職になった

16 スイカや桃やグレープフルーツを食べた

17 不眠症になった

18 化粧をあまりしなくなった

19 真夏の果実の8センチcdを買えばよかったなと思った

20 銭湯にいった

21 家のミシンを使えるようになった

22 ロックミシンを使えるようになった

23 今年はクロールを逃さなかった

24 また花火を逃した

25 生活リズムの改善をした

26 時間の流れ方について勉強した

27  山に行った

28 写ルンですを現像した

29 好きなものをさらに好きになった

30 タイドグラフ付きのbaby-G欲しかったなあ

31綺麗な約束をした

 

8月は31日で終わる。

今日で夏が逝く。寂しい。

あつこの夏の31項目。

でも、寂しくなったら31項目を思い出すさ。

 

 

ソワレ

 

本日のキラキラのゼリーは終了いたしました。

 

 

 

 

2階の窓際の小さな席にはきっといくつものドラマがあって、2人だけの世界がそこにある。

 

そこの席だけ仕切りがある。だけど模様の隙間から少しだけ、ちらりと見えてしまう。

 

茶店のお姉さんは、すました顔をしている。

ゼリーポンチは終了している。

残っているのは

コーヒーゼリー

クリームソーダ

アイスクリームに

フィズやその他ドリンク

もちろんコーヒーも。

 

お客さんがほとんどいないのに、カウンターのところで注文が来るのを待っている。

待っているんじゃなくて、すました顔をして

そのドラマをたくさんみているんだろうな。

 

 

あの席の2人とお姉さんが作り出す空間が、とてもとても艶めかしい。

 

閉店間際の夜

 

キラキラのゼリーポンチが終了した後こそ、ソワレの醍醐味なのかもしれない。

 

 

 

ソワレの意味は夜。

店内が照明がブルーだからソワレって名付けたのかもしれないけれど、

夜の喫茶店って意味もあるものなのだと、それがまた魅力なのだと、自分たちで発見した気がします。

あの夜

 

 

 

 

 

 

 

 ‪切るはずの電話をそのままにしていると、あの人の生活の音がしてきた。

 

 

 

反応のない受話器と対話してから、あの人の人生にリアリティが生まれて、怖くなっちゃった。‬

スイートピー

 

 

 

何故 知り合った日から

半年すぎてもあなたって手も握らない

I will follow you あなたに ついてゆきたい

 

 

って松田聖子の歌とか口ずさんで歩いちゃうくらい、るんるんな夕方だったなあ。

 

日が暮れる時間がどんどん遅くなって、夏が近づいきてて、ちょっと汗がにじんで。それだけでしあわせだな〜〜

 

 

ホットコーヒーの匂い。

冷たいコーラをストローで飲む口の動き。

 

甘くて、あたたかい口に運ばれるフレンチトースト。

 

フィルムカメラで思い出を残したり

無印の小さなノートに夏の目標をかく。

 

 

ふざけながらもヤキモチやいちゃった。

 

 

るなさんはいつも静か。

 

 

この町の自転車が全員集合してるのかと思っちゃう地上と地下の駐輪場。

 

 

地上にいける途中の階段とか、細い路地に入った時にわかりあえる仕草。

 

 

ドキドキ。

 

 

 

また、夏。

 

甘夏

 

 

 

 

 

 

5月だから、みかこちゃんの甘夏シロップのレシピを作ろうとしたんだけど、作るのに一週間くらいはかかるしカビが生えたら心配だってジャムになった。

 

 

 

甘夏なのに、ほろ苦い味。

サントリーソーダと割って甘夏サイダーの完成!ソワレの特別なコップで飲むの!

 

 

ソワレのコップは特別。

小さなコップだけど、サイダーを飲んだり、真夜中にクリームソーダを作ったり、パフェも作ったり。いろいろ。

真夜中に、禁断の多数決とかラブリーサマーちゃんとかヨギーとか聴いてほろほろする。

 

 

 

5月は夢をみれる時間。

 

瀬戸内の島にまた誘ってもらえたなーとか。

 

果てしなく遠い宇宙基地に、半年後、本当にあつこは行けるのかな〜とか。

 

 

宇宙のことはよくわからないし、神話だけ信じてたらいいし、天文学者が本当のことがわかっても、なにも言わないでいてほしい。

 

 

 

それでも私は、毎日月のことを考えてるし、月のラムプをつけるし、月のブレスレットをつけて学校にいって、もらった人の事を思い出したりする。